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仙台つーしんのずんだです。

数週間前、上杉にある純喫茶「星港夜(シンガポールナイト)」が閉店の可能性があるというツイートが2万リツイートを超えているのを見つけました。

話題になっている書き込みの内容
当店は、お客様が少ない為残念ながら2022年12月27日でお店を閉めようと考えております。
お客様が増えれば、続行したいのですが・・・・
カフェではなく、現在少なくなった世界に誇る「日本の昭和の喫茶店をなくしてはいけない」と賛同していただける方、当店をみんなに紹介してください(SNS・ツイッター?など・・・)
私マスターはパソコン・ケイタイ スマホなど持っていないので、ゴメンナサイ
まだまだ当店を知らない方がいっぱいおります
応援よろしくお願いします。 当店がなくならないうちに・・・

ずんだも何度か行ったことのあるお店で、これは何かできることはないかと思い、お店を取材させていただくことにしました。

店長に話を聞きました

この日お店を訪ねたのは19時~21時頃でしたが、たくさんのお客さんが入れ替わり入り続けていました。

20代くらいの方が多く、カップル、女性2人組、男性1人、女性1人と様々。

今はTwitterを見て初めてお店を訪れたという人が90%以上だそうです。

Twitterの影響は大きいと齋藤店長は話します。

店長がお店を一人で切り盛りしていてお忙しい中、取材に対応していただきました。

「開店当初(1987年)、仙台には喫茶店がたくさんあった。それが、90年代後半にカフェチェーンがやってきて、2005年くらいには喫茶店がほとんどなくなってしまった。

新しいものもいいけれど、仙台らしさを残していきたい。今流行っているカフェはアメリカの文化で、日本伝統の「喫茶店」がどんどんなくなっている。

今の仙台は東京の真似をしているようで、仙台らしさがなくなってしまい寂しい。うちのようなお店を残していきたい。

でも、お客さんが少ないままだとうちもつぶれてしまう。3年後の年末にお店を閉めようかと考えている。

常連さんにうちがつぶれてもいいかと訊くと「嫌だ」という。じゃあ、なんとか広めてくれよという思いでメニューにそう書いた」

喫茶店は「時間と空間を買うところ」

シンガポールナイトがお店を開いたのは1987年。つい先日、8月3日に32周年を迎えました。

齋藤店長の「日本の昭和の喫茶店をなくしてはいけない」という想いに対して、Twitter上では多くの人がシンガポールナイトの良さを伝えています。

齋藤店長は続けてこう語ります。

「『喫茶店』は、ものを食べる場所でも飲み物を飲む場所でもなく、『時間と空間を買うところ』。そこにおいしいものがあればラッキー。

日本人はモノを買うのにお金を払うけれど、カタチのないものにお金を払う文化がない。外国にはチップを払う文化があるけれど、自分はそれが良い文化だと思っている。

だからうちは、場所と時間と空間を味わう対価として、飲食代をいただいている。」

県外からも多くの人が

実際、シンガポールナイトでの時間と空間を味わうために、県外からも多くの方が足を運んでいるそうです。

「仙台市博物館の人は、お客さんが来たときはうちに連れて来てくれる。この前はトリニダード・ドバコの人も来た。

喫茶店の本場名古屋でお店をやっている方もうちに来て感動してくれた。青森出身で、中学を卒業したばかりの子がうちでバイトをしたいと言ってくれたりもする。

うちに来るためにわざわざ県外からやってくる人もいる。外の人にはそう言ってもらえるけど、仙台の人が来ない。もっと仙台の人に来てほしい」

齋藤店長は、仙台には観光地が少ないが、うちのようなお店が仙台に来る理由になったら良いと話します。

こだわりのコーヒーも人気

シンガポールナイトは、その空間が美しいだけでなく、本当に美味しいコーヒーも飲むことができます。

コーヒーは、うすい「夜想曲(ノクターン)」、ふつう「月の光」、こい「珈音(カノン)」、とくのう「運命」など、クラシック音楽にまつわる素敵な名前が付けられています。

このコーヒーが目当てでシンガポールナイトに来るという人も少なくありません。

また、コーヒーの名前に使われるだけでなく、クラシック音楽は店内のBGMとしても静かに流れています。

齋藤店長の想い

色々とお話を伺う中で、齋藤店長の人柄が現れるこんな言葉がありました。

「うちみたいな店が流行のお店と違うことはわかっている。でも、自分は流れに逆らっていきたい。

魚に例えるなら、イワシは群れになって行動するけれど、自分はそういう中でも皆とは逆方向を向く魚になりたい。今の若い人にも、もっと喫茶店という文化を知ってほしい」

店内には自由に思ったことをかけるノートが置いてあり、そこにはシンガポールナイトへの愛情あふれる言葉が書かれています。

店内の雰囲気が好きだという人、店長のお話に感銘を受けたという人、自分へのご褒美に来たという人、大切な人と一緒に来たという人、そこにはさまざまな物語が書かれており、シンガポールナイトで過ごした時間が特別なものであったと伺えます。

シンガポールナイトは上杉の裏通りにあるため、なかなかお店を知ってもらう機会がないといいます。

今はTwitterの影響で多くの方がお店に足を運んでいます。この状況が続けば、お店を閉めなくて済むとのことです。

是非多くの方に、純喫茶シンガポールナイトの時間と空間を味わっていただきたいです。

お店概要

店名:純喫茶星港夜(シンガポールナイト)
電話:022-222-2926
住所:仙台市青葉区上杉1-12-1
アクセス:地下鉄北四番丁駅徒歩5分
駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください)
営業時間:不定(おおむね14時~23時頃 営業中要確認)
定休日:年中無休(臨時休業あり)

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